「色彩の詩人 脇田和」【終了】

「色彩の詩人 脇田和」川越市立美術館では3月14日(日)まで
「色彩の詩人 脇田和」が開催されています。

脇田和氏は1908年東京に生まれ、15歳の時に渡欧、17歳でベルリン国立美術学校に入学して人体デッサンや版画の技術を学びました。
1930年に帰国後、新制作派協会(現・新制作協会)を創立し、新進気鋭の画家として活躍、子どもや鳥、花といった身近なモチーフに温かいまなざしを注ぎ、豊かな色彩感覚でそのモチーフを描き出しています。
戦地に出征しても絵を描き続け、2005年に97歳で亡くなるまでその制作意欲は衰えることはありませんでした。
本展ではその脇田和氏の留学時代を含む初期作品から晩年の作品まで、合計60点展示されています。作品には油彩画だけでなくデッサンや版画も含まれており、脇田氏のさまざまな表情が作品から感じられると思います。

「色彩の詩人 脇田和」「色彩の詩人 脇田和」

取材に伺って、一つ一つの絵から感じ取れる印象が、それぞれに異なることに、非常に感銘を受けました。色彩が本当に豊かに表現されていることが素人目からもよくわかります。そして、「画家は毎日シャツを取り替える」「ポンコツ車を誘導する鳥」などユニークな題名も多く、その題名が付けられた意図を絵を見ながら考えるのもなかなか興味深いです。

「色彩の詩人 脇田和」「色彩の詩人 脇田和」

2月には講演会やギャラリートークも開催され、脇田和氏の作品や脇田氏自身をより深く理解できことと思います。ぜひ皆さんも脇田和氏の豊かな色彩に触れて感じてみてください。

「色彩の詩人 脇田和」関連イベント


◆講演会 「脇田和の素顔(仮題)」
講師:脇田智(脇田美術館理事長)
日時:2月20日(土) 14:00~15:30
定員:先着80名
参加費:無料
申込:1月17日(日)9時から電話・FAXで当館へ

◆担当学芸員によるギャラリートーク
日時:2月13日(土)、3月7日(日) 14:00~
    ※3月7日は手話付き
参加費:無料(要観覧券)
申込:不要(企画展示室入口にお集まりください。)

◆小中学生のためのおしゃべり鑑賞会
わかりやすい説明とともに一緒に本展覧会を鑑賞します。
日時:1月23日(土)、24日(日)、2月7日(日)、3月13日(土) 14:00~
対象:小中学生
参加費:無料(保護者同伴の場合、保護者は観覧券が必要です。)
申込:不要(美術館エントランスにお集まりください)


「色彩の詩人 脇田和」
川越市立美術館(地図 Google Map)

開催期間:開催中~3月14日(日)
開館時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日
観覧料:一般500円(400円) 大学・高校生250円(200円)
    ※( )内は20名以上の団体料金
     ※中学生以下・障害者手帳をお持ちの方は無料

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