妖怪 -闇にひそむ不可思議なるもの-【終了】

妖怪 -闇にひそむ不可思議なるもの-


川越市立博物館では、2015年7月18日(土)~8月30日(日)まで、
展覧会「妖怪 -闇にひそむ不可思議なるもの-」を開催いたします。

近年、各地で妖怪に関するイベントや展覧会が催されています。
また、妖怪を主人公にしたアニメのキャラクターが子どもたちの間で流行し、
世はまさに「妖怪ブーム」です。

では、「妖怪」とは何なのでしょうか?

『画図百鬼夜行』 鳥山石燕策 早稲田大学図書館蔵
今回の展覧会は、「妖怪」の歴史を紐解きながら、
人々の間でどのように考えられ、どのように意識が
変わっていったかを中心に展示を行います。

「妖怪」というと、単に「怖い」「おどろおどろしい」といった「恐怖」の対象に思われがちですが、
そこには「人知が及ばない」「容易に触れることができない」といった敬意や憧憬も含めた「畏怖」の対象とすることができます。


『百鬼夜行図』 作者不詳 東洋大学附属図書館蔵


『和漢百物語』「頓欲ノ婆々」 月岡芳年作 町田私立版画美術館蔵

現代、東京や大阪などの大都市はもはや夜のない町と
化しましたが、つい100年前までは国内のそこかしこに
「闇」がありました。

そんな闇の中にひそみ、何かの拍子に私たちが
出会うもの、それが何かはわからないけど気になる。
「妖怪」とはそんな存在なのかもしれません。

また、その「闇」に「妖怪」を見出すことができる
豊かな心こそ、「妖怪」の棲家なのでしょう。

真の「闇」が少なくなり、「妖怪」が棲みにくく
なった現代にあっても、暗がりに不安感を覚える心が
ある限り、きっと彼らはやってくるに違いありません。


~妖怪 -闇にひそむ不可思議なるもの- 詳細~

【開催期間】
2015年7月18日(土)~8月30日(日)

【開館時間】
午前9時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

【休館日】
7月21日(火)、24日(金)、27日(月)
8月3日(月)、10日(月)、17日(月)、24日(月)、28日(金)

【入館料】
一般:200円(160円)
大学生・高校生:100円(80円)

※( )内は20名以上の団体料金


[展覧会関連事業]

■博物館歴史講座「妖怪のヒミツ」
【日時】 8月2日(日)、9日(日)、23日(日)
     午後1時30分から3時30分
【講師】 三浦節夫(東洋大学ライフデザイン学部教授) 及び 館職員
【場所】 博物館視聴覚ホール
【定員】 80名
【申込】 7月8日(水)午前9時~
     電話・ファックス・博物館ホームページから電子申請のいずれか
     [TEL]049-222-5399
     [FAX]049-222-5396
     ※電子申請は博物館ホームページの特設ページよりできます。

■特別資料解説「妖怪資料を語る夕べ」
【日時】 8月16日(日)
     午後6時から
【語部】 展示担当職員
【場所】 博物館視聴覚ホール及び特別展示室
【定員】 42名
【申込】 往復はがき(1通で1名)に住所・氏名・年齢・電話番号を明記のうえ、
     7月30日(木)必着。
     [住所]〒350-0053 埼玉県川越市郭町2-30-1


[交通案内]

●東武東上線・JR埼京線(川越線)「川越駅」から
 ◇西口2番のりば「小江戸巡回バス」で「博物館美術館前」下車(所要時間20分)
 ◇東口3番のりば「小江戸各所めぐりバス」で「博物館」下車(所要時間20分)
 ◇東口7番のりばから東武バス「川越運動公園/埼玉医大/上尾駅西口」ゆき
  「市役所前」下車徒歩5分
 ◇東口1・2・4・5・6番のりばから東武バス「蔵のまち」経由で「札の辻」下車徒歩8分

●西武新宿線「本川越駅」から
 ◇「小江戸巡回バス」で「博物館美術館前」下車(所要時間15分)
 ◇5番のりばから東武バス「川越運動公園/埼玉医大/上尾駅西口」ゆき
  「市役所前」下車徒歩5分
 ◇5番のりばから「川越運動公園/埼玉医大/上尾駅西口」ゆき「市役所前」下車徒歩5分

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