この絵、私が持ってました。【終了】
川越市立美術館にて、2月6日(土)から3月21日(月・祝)まで、
「この絵、私が持ってました。-収集家・安齋羊造と近代日本画家との愉快な交流-」が
開催されます。
川越の旧家「安齋家」の13代目当主「安齋羊造」は、
明治~大正期に活躍した日本画家たちの交流を介して絵画を収集した、
当時は良く知られたコレクターでした。
羊造は、自身も絵を好む祖父に、歌道にいそしむ父母という文化的に恵まれた環境で育ちました。
安齋家の家督を継いだ後は横浜に出て、安定した生活を基盤に、主に日本美術協会や日本画会で
活躍していた画家たちと直接やり取りをし、コレクションを形成していったと言われています。
そのコレクションも、大正12(1923)年の関東大震災で多くが無くなってしまいましたが、
震災前に羊造の手を離れた作品や、幸いにも難を逃れた大量の書簡類などから、
羊造と画家たちの愉快な交流が具体的に浮かび上がります。
本展は、そうした諸資料から羊造の収集活動を紹介し、コレクターと画家たちの親交を明らかに
しようとするものです。
現在語られる近代美術史の陰に隠れた近代日本画界の一端にもスポットを当てることと
なるでしょう。
「この絵、私が持ってました。」 展示構成・みどころ
1.安齋家の人びと
資料類から、羊造に至る安齋家の歴史を紹介します。
2.知られざる羊造コレクション
羊造のコレクションは関東大震災でほとんど燃えてしまいましたが、
その前に他人に渡った作品など、現存するものが少しあります。在りし日の羊造のコレクションを偲んでいただければと思います。
3.画家達の競演――合作
羊造が画家に直接注文をして、オリジナルの合作をお願いした作品です。
4.書簡に見る交流
催促のお手紙など、書簡で羊造と画家との交流をご覧いただけます。
「この絵、私が持ってました。」 関連事業
■講演会「近代日本画を支えた人たち」【聴講無料・要事前申込】
【講師】塩谷 純氏(東京文化財研究所企画情報部 近・現代視覚芸術研究室長)
【日時】3月21日(月・祝)午後2時~(1時間程度)
【会場】2階アートホール
【定員】先着80名
【申込】2月6日(土)午前9時より、川越市立美術館へ電話またはFAXにて
TEL:049-228-8080 FAX:049-228-7870■学芸員によるワンポイント講座【聴講無料・申込不要】
【会場】2階アートホール(1) 2月21日(日)午後2時~(30分程度)
「『木綿園画集』にみる羊造コレクション」(2) 3月6日(日)午後2時~(30分程度)
「書簡類にみる愉快な交流」■学芸員による展示開設【要特別展観覧券・申込不要】
【会場】地下1階企画展示室
【日時】2月13日(土)、2月23日(火)、※3月3日(木)、3月13日(日)
いずれも午後2時~(30分程度)
※3月3日(木)のみ、手話通訳が付きます。
「この絵、私が持ってました。」 詳細
■会 場:川越市立美術館 地下1階 企画展示室
■開 館:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
■休館日:月曜日(3月21日は開館)
■観覧料:大人500円(400円)/大高生250円(200円)/中学生以下無料
※()内は20名以上の団体料金
※障害者手帳をお持ちの方と付添者1名は無料
※「川越きものの日」にちなみ、8日、18日、28日に着物で来館された方は団体料金
■主 催:川越市
■助 成:芸術文化振興基金、公益財団法人 花王 芸術・科学財団
■後 援:朝日新聞西埼玉支局、埼玉新聞社、産経新聞さいたま総局、東京新聞さいたま支局、
日本経済新聞社さいたま支局、毎日新聞埼玉西支局、読売新聞さいたま支局、
NHKさいたま放送局、J:COM 川越、テレ玉、FM NACK5
<川越市立美術館へのアクセス>
■東武東上線・JR埼京線(川越線)「川越駅」から
●西口2番のりば「小江戸巡回バス」で「博物館美術館前」下車(所要時間20分)
●東口3番のりば「小江戸名所めぐりバス」で「博物館」下車(所要時間20分)
●東口7番のりばから東武バス「川越運動公園/埼玉医大/上尾駅西口」ゆき
「市役所前」下車徒歩5分
●東口1,2,4,5,6番のりばから東武バス「蔵のまち」経由で「札の辻」下車徒歩8分
■西武新宿線「本川越駅」から
●「小江戸巡回バス」で「博物館美術館前」下車(所要時間15分)
●5番のりばから東武バス「川越運動公園/埼玉医大/上尾駅西口」ゆき
「市役所前」下車徒歩5分
●5番のりばから東武バス「蔵のまち」経由で「札の辻」下車徒歩8分
※「川越市自転車シェアリング」も便利です。(ポート03「初雁公園」)
※その他詳しい情報につきましては、川越市立美術館の特設ページをご覧ください。
特設ページはこちら
http://www.city.kawagoe.saitama.jp/artmuseum/tokubetutenji/toku-index.html
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