呉服 かんだ

呉服 かんだ川越は着物の似合う町です。蔵造りの町並みに着物が映えます。
そんな蔵造りの一番街にある「呉服 かんだ」さんをご紹介させていただきます。
戦後ほどなくして一番街にお店を構え、現在のご主人で3代目となるそうです。

呉服 かんだ

「呉服屋さん」と聞くと、着物に縁の薄い者としては、少々入りづらいイメージがありますが、数ヶ月前に新装開店されて、間口も広く、明るい店内。
実用的な着物も多く、「コレ、おすすめ!」のコーナーでご紹介した「川越唐桟のコースター」のように、入り口付近にはお土産にしても喜ばれそうな和の小物がたくさんあります。

手拭い例えば手拭い。川越祭りの絵が入った手拭いや招き猫など、種類も豊富です。
以前猫好きの友人と一番街を歩いていた時に、彼女、目ざとく招き猫の手拭いを見つけ、即購入しておりました。

招き猫の手拭い

手拭いとしての本来の用途で使うのはもちろんですが、このようにタペストリーとして、お部屋に飾るのもいいですね。

川越唐桟店内を進んでいくと、季節に応じたたくさんの反物が並びます。中でも川越唐桟の品揃えは川越一ではないかと思うほど。
一口に川越唐桟と言っても、草木染めや化学染料を使ったもの、手織りや機械織りと実はさまざまあるのだそうです。

店内

だいたい3万円前後から仕立てられる川越唐桟は、普段着の着物として着物入門者の方にはぴったりだと思います。川越唐桟を着て、蔵の町を歩くなんて粋ですね。

小千谷ちぢみ夏らしい小千谷ちぢみもありました。
後から絵付けをするのではなく、あらかじめ染められた糸でその模様になるように横糸を入れて織るのだそうです。その技術に着物の奥深さや繊細さを感じました。
この小千谷ちぢみ、見ているだけで涼しげで夏の暑さを忘れさせてくれそうな風合いですが、着物の素材や柄には、着ている人だけでなく、その周りの人をも涼やかにさせたり暖かくさせたいと思う、日本人の心遣いが込められているのだそうです。

小千谷ちぢみそれを伺って、激しく着物が着たくなりました。大切な日本人の心が着物にはあると思いました。着物を着ることで、忘れていた日本人としての心を取り戻せるような気がしました。

そんな私のように着物を着たくなった方のために、着付け教室も月曜日と土曜日に開催されています。今は夏休みですが、また9月から始まるそうです。教室代もとても手頃なお値段なので、気軽に通えそうですよ。

店内着物にはどうしても高価なイメージが付きまとってしまいますが、実は気軽に楽しめるものということを「呉服 かんだ」さんへ行けば感じることができると思います。
お手入れが大変そうと思っても、かんださんへ持ち込めば、どんな着物でもしっかりケアして下さるそうです。

ぜひお店に足を運んでみて下さい。着物を眺めているだけでも、心が豊かになる気がしますし、
きっとあなたも着物が着たくてたまらなくなると思いますよ。

お店データ
呉服 かんだ
呉服 かんだ住所:川越市幸町3-1
TEL:049-222-1235
FAX:049-222-1417
営業時間:10:00~18:00
定休日:水曜日
駐車場:あり
ホームページ

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