大玉(だいたま)や

だい玉や大玉(だいたま)やさんは、時の鐘の通りを川越スカラ座に向かう途中にあり、度々テレビや雑誌で取り上げられるほど、美味しいお煎餅を作っていらっしゃいます。
特に、こちらのフライせんべいは絶品です。

大判小判の形をしたお煎餅

お煎餅を作り始めたのは明治40年のこと、現在の場所にお店を開いてからは75年になる老舗です。小判の形が珍しいですが、大判小判は縁起物ということからこの形になったのだそうです。以前は文字も入っていたのだとか。

店内黒と赤を基調としてすっきりした店内に、珍しいものを見つけました。お煎餅とは関係ありませんが、このレジスターです。

年季の入ったレジスター

戦後間もなくして購入されたとのことですが、当時とても高価なものだったそうです。トタン・セルロイド・木・瀬戸物で出来ていて、中の機械は鉄だそうです。このレジスターの写真を撮りに来る方もいらっしゃるのだとか。時代も、お店の歴史も感じさせてくれます。

焼いている様子お店の裏手でお煎餅を焼いていらっしゃるところを拝見しました。店内とは打って変わって
ものすごい暑さです。
焼いている様子

ですが、次から次へと手を休めることなくお煎餅を焼いておられて、どんどんお煎餅が焼き上がる。その手際の良さは本当に見事です。

粉砕機お煎餅は生地からもちろん手作りで、国産のうるち米を使用。今は破砕米や、でんぷんなど米以外のものを混ぜたものを材料として使用している煎餅が多い中で、お米マイスターの方と相談しながら、普通に食べても美味しいうるち米を厳選。洗米・粉砕・練り・型取り・天日干し・焼き、と最初から最後までこだわりを持って変わらぬ味を守り続けていらっしゃいます。

天日干し前に寝かせます

手焼き煎餅

そんな大玉やさんのお煎餅をいただいてみました。
手焼きせんべいは醤油の香ばしさと、生地に練りこまれた青海苔の風味がとてもよく、さくっとして、あっさりといただける美味しさです。

フライせんべいそして、フライせんべい。
ソース味のフライせんべいはとても珍しいですよね。
食べたことが無いはずなのに、ソースの味がとても懐かしく感じられ、食べた後からついついもう一枚!と手が伸びてしまいます。
後引く美味しさとはまさにこのことです。
お茶請けにも良いですが、お酒のおつまみにもぴったりです。

大玉やさんのおせんべい聞けば、このフライ煎餅を作り始めたのは、その当時のご主人が自分のお酒のおつまみにと、焼いていない煎餅を揚げ、ソースをかけて食べたことからなのだそうです。どうりでお酒に合うはずです。フライせんべい、癖になりそうです。

その他にも、あまからせんべい、雪乃華せんべいなど、甘口のお煎餅もあります。

あまからせんべいと雪乃華せんべい

また、手焼きせんべいやフライせんべいは、普通のものと濃い口と2種類ありますから、お好みで楽しめます。

ぜひ大玉やさんのこだわりのお煎餅を味わってみて下さい。
本当に美味しいですし、きっとあなたも癖になりますよ。

お店データ
大玉や大玉(だいたま)や

住所:川越市幸町16-4
TEL:049-222-1255
営業時間:10:00~19:00
定休日:不定休
ホームページ

古き良き小江戸川越の街並みを探索してみませんか?

この記事に寄せられているコメント

この記事に寄せられているコメントはありません。

コメントを投稿する