斉藤牛蒡(ごぼう)店

斉藤牛蒡(ごぼう)店蓮馨寺の裏を通って、本川越駅に向かう途中に見つけたお店です。「きんぴら」という大きい幟がいくつも、看板には「斉藤牛蒡店」。「牛蒡店」って・・・見たこと聞いたことありますか?私は初めてでした。気になってお店に近づくと本当にきんぴら用の牛蒡と人参しか置いてないんです。



きんぴらごぼうは家庭料理の定番で、家庭ごとの味があると思います。ですが牛蒡の灰汁抜きの手間や、同じ長さに同じ太さに牛蒡や人参を切り揃えるのはなかなか難しくないですか?


きんぴらこちらのは牛蒡がしっかり灰汁抜きされ、きれいに揃って切ってあって、量もさまざま、家族の人数に合わせて買い求められるようになっています。自家製のきんぴらもお惣菜として置いてあります。忙しい方にはありがたい。本当に時間がない時はお惣菜のきんぴらを買って来てもいいだろうし、味付けされていない切った牛蒡と人参を買ったならば、自分の好みに味付けすればいいだけなのです。これなら沢山作るのも簡単。沢山作って冷凍して、お弁当のおかずにしたり、食卓に一品足りないなんて思う時、「チンッ!」とすればいいですものね。


お惣菜のきんぴらこちらのお惣菜のきんぴらをいただいてみました。食感は柔らかめ、よ~く味が染み込んでいて、昔ながらの手作りの家庭の味という感じで美味しかったです。食感は柔らかいの硬いの、好き好きあると思いますが、スーパーのお惣菜のきんぴらみたいに甘ったるくなく、いいお味でした。



優しそうなおじいさんが応対して下さって、見るとおじいさんの手の指は曲がっていました。今まで(今でも)一所懸命仕事をされた人の手だなあと思いました。
50数年前から「牛蒡店」という商売をなっさっているのだそうです。以前は市場などにきんぴらごぼう用に加工されたものを卸していたそうですが、今では規模を縮小して、小売だけされているそうです。


連雀町の交差点を本川越駅を背にして左に曲がり、左手にコインパーキングを見ながらそのまま進み、最初の信号を左に曲がるとあります。中原町の山車が仕舞ってある隣です。川越中央小学校が近くにあります。


定休日はなくて、だいたい18時くらいまでやってらっしゃるそうです。
きんぴらごぼうを作りたくなったら、こちらの牛蒡で美味しいきんぴらを作ってみるのはいかがでしょうか。


斉藤牛蒡店
お店データ

住所:川越市中原町1-9-14
電話:049-224-9260

古き良き小江戸川越の街並みを探索してみませんか?

この記事に寄せられているコメント

この記事に寄せられているコメントはありません。

コメントを投稿する