胡蝶蘭を見に…
今回は川越から少し離れて、新座市の榎本洋蘭園にお邪魔しました。
胡蝶蘭が並ぶ温室は外からも目立っていますが、中に入ってビックリ! こんなにたくさんの胡蝶蘭を私は初めて見ました!
一鉢でも豪華なのに、こんな数え切れないほどの胡蝶蘭には圧倒されるばかりです。花には特に関心が無かった私が興奮したくらいですから、お花の好きな方、なかんずく蘭のマニアにとってはどれほどでしょう!
圧倒されてしばらく言葉も出ませんでしたが、落ち着きを取り戻したところで(汗)、社長の榎本雄治さんに温室を案内していただきました。
この「榎本洋蘭園」をはじめて18年。最初は規模が小さかったのですが、少しずつ大きくして、今ではハウス6棟に常時約20,000鉢(!)もの胡蝶蘭を育てているそうです。
最近では、台湾など暖かい国で、花の咲く直前まで育ててから仕入れるところも多いそうです。しかし榎本洋蘭園では、芽の出た直後のものを仕入れて、その後2年半の間、手間を惜しまず、妥協を許さず、面倒を見続けてから出荷しています。
そういう昔ながらの方法で育てるのが、手間はかかっても「結局いちばん生産が安定する」からだそうです。
ただし、手間がかかるぶん、やっぱり「高価な花」、「特別な花」というイメージを持たれがちであることは否めません。せっかくキレイに咲かせたのだから、多くの人に見てもらいたい。そんな気持ちで、最近では各地の展覧会へも積極的に出品しています。
1月には、熊谷の八木橋デパートで行われた「彩の国洋蘭展」では、榎本さんが組合長を務める「埼玉県洋蘭生産者組合」が共同で、高さ4mもあろうかという胡蝶蘭タワーを出品しました。左の写真がそのときのものです。隣に立つ人と大きさを較べてください!
2月も「花の展覧会」、「世界らん展日本大賞」という大きな展覧会が立て続けにあります。中でも、東京ドームでの「世界らん展日本大賞」には、八木橋に出品したものを、さらにスケールアップしてものが出品されるそうですので、お花の好きなかたはぜひ行ってみてください。
スケジュールなどは次のとおりです。
「花の展覧会」
日時:2月11日(金)~13日(日)
場所:池袋サンシャインシティ
詳細:http://www.sunshinecity.co.jp/sunshine/event/e0946.html
「世界らん展日本大賞」
日時:2月19日(土)~27日(日)
場所:東京ドーム
詳細:http://www.jgpweb.com/index.php
また、胡蝶蘭を家庭で手軽に楽しんでもらおうと「胡蝶蘭のプリザーブドフラワー」も商品化。埼玉県から「埼玉イチオシ農産加工品」として認定も受けました。
一輪コチョウラン(プリザーブドフラワー)
http://saitama104.jp/pickup/kochouran.html
易きにつかず、昔ながらの栽培方法を守り続ける「職人気質」な榎本さんですが、胡蝶蘭の世話の仕方など、相談にも乗っていただけるそうですから、お花の好きな方はぜひ一度、榎本さんのお店にお立ち寄りください。
一見の価値があることは請負います!
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