「舟運亭」戸田製麺

5月15日に放送された連続テレビ小説「つばさ」のエンディングでも紹介されたこちらの
お店は、麺老舗「舟運亭」戸田製麺さんです。

川越で有名な老舗製麺店で、見事な蔵作りが目を引きます。
店内には川越名物のさつま芋で作られたそうめんをはじめ、たくさんの製麺が販売されていますが、中に入ってビックリするものが！！

写真をご覧ください。室内はまるで博物館のように川越に関する町方民具や武具が所狭しと展示されています。
さらに、川越ゆかりの画家として名高い「小村雪岱」の下絵等まで。
誰でも見やすくするように、きちんとコーナー分けされてます。

お店のご主人である戸田周一氏にお話を伺ったところ、店内に飾ってある作品は、ほぼ全てご主人が集めたもので、ここまでのコレクションを揃えるのに40年以上も掛かったそうです。
某テレビ局の「何でも判定団」にも出演されるほど川越の骨董品が好きだそうです。

ご主人の骨董品集めにはこだわりがあります、それは自分だけが楽しむために集めるのではなく、他の方にも気軽に川越の歴史を楽しんでもらえるようにと、室内に休憩スペースも設け、民俗資料館(むかし館)を併設したそうです。

展示品の中で川越舟運に関するものが多く見られ、中には100年以上も経た貴重なものまであります。

もちろん展示品だけではありません。戸田製麺さんは特に｢川越そうめん｣が有名で、江戸時代の将軍家へも献上されるほど、歴史のある麺です。
現在は芋そうめん、芋うどん、芋そばなど種類が増え、どれも「全国推奨観光土産品」に受賞するほどの逸品揃いです。

無料で川越の歴史に触れられ、川越を代表するお土産が買えるお店は市内でも少ないはず。
場所は喜多院そばにありますので、川越に訪れたら是非一度は立ち寄ってほしいオススメのお店です。