花びら餅

花びら餅お店によるようですが、元日から期間限定でお正月のお菓子として「花びら餅」が販売されています。

花びら餅


花びら餅とは、宮中や神社では600年以上もの間、正月のおせち料理の一つとして作られ続けている「菱はなびら」に由来する、由緒正しい和菓子なのだそうです。

「菱はなびら」とは、平安時代の新年の「歯固めの儀式」(長寿を願って猪、大根、押鮎などを食べる儀式)を簡略化したものと考えられ、ゴボウは押鮎を表わし、餅と味噌餡には雑煮の意味が込められているのだそうです。形は花びら餅と同様ですがかなり大きなものだったようです。もちろん現在でもおせち料理の一つとして宮中では作られているそうです。
初釜という、お茶席でも使われるおめでたいお菓子です。

ふじ乃最初にご紹介するのは、西武新宿線南大塚駅南口駅前にある和菓子「ふじ乃」さんの花びら餅です。
こちらの花びら餅は中に白味噌餡、中央に煮た牛蒡が1本入っていてそれを薄いお餅で包んでいます。


次に西武新宿線南大塚駅北口ロータリーをセブンイレブンがある通りに出て、国道16号線に向かい直進する右手にある「扇屋」という和菓子屋さんの花びら餅です。

扇屋花びら餅



こちらの花びら餅は中に白味噌餡、中央に煮た牛蒡が1本入っていてそれを薄い白いお餅と中に少し濃いめのピンクで染めたお餅とで包んでいて、中のピンクのお餅が薄らと透けて見え可愛らしいです。

くらづくり本舗の花びら餅最後にこちらはくらづくり本舗の花びら餅。
中の餡はピンク色で、やはり煮た牛蒡が入っていますが、餡の味が梅も使用している様ですっきりした感じもありました。



同じ和菓子でも、お店により味わいや作りが違う事が良く判りました。
いつも食べていると気付かない事も、こうして比べてみると同じ味噌餡であっても、やはり違いがあるものなのですね。

古き良き小江戸川越の街並みを探索してみませんか?

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