2009アースデイ・イン・川越 立門前

アースデイ・イン・川越 立門前10月25日(日)に蓮馨寺を本部として立門前通りなどで行われた「2009アースデイ・イン・川越 立門前」に参加して来ました。
あいにくの雨空でしたが、最初に行った蓮馨寺には多くの人が集まっていました。国際交流もしながら「地球人」として広い規模で環境について考えるという主旨のイベントです。unicefなどの国際的支援団体のブースもあり、単に国内や自然環境だけでなく、人道的な観点からも環境について考えることが出来るようになっていました。

アースデイ・イン・川越 立門前そのブースで様々な環境体験をすることで、エコマネー(通貨はアース)がもらえ、アースデイ開催中に会場内や提携先のお店で使えるようになっていました。

エコマネー事務局(芝浦工業大学の皆さん)

蓮馨寺講堂に置かれた本部には「エコマネー事務局」というのがあり、全問正解すると100アースもらえるスタンプラリーが赤・青・緑と3種類用意されていました。いくつかの会場を回れるし、環境についても見ているだけより学べると思い、早速やってみることにしました。

unicefのブース最初のunicefのブースでは、「学校に通えない子供が世界にどだけいるか?」という質問でした。答えは9300万人だそうです。実に日本の人口の3分の2以上の子供たちが、貧困によって学校に通うことが出来ないのだそうです。
しかもその半数以上が女の子。子供を産み育てるのが女性の仕事であるとするならば、教育を受けられなかった女性は、文字も読めず計算も出来ず、そのため健康に子供を産んで育てる機会を得られない、とボランティアの方々は話されていました。

その他にもいまだ問題となる地雷は、今はプラスティックが主流で、地雷探知機では感知することが出来ないのだそうです。ブラスティック地雷の価格は、なんとたったの3ドルです。たった3ドルで、人間が人間の健全な生活を奪い取ってしまうのです。

川越市国際ボランティア団体kerria(けりあ)次のブースは「川越市国際ボランティア団体kerria(けりあ)」シャプラニールに関連した団体です。
「『黄麻』で何が作られているか?」という問題でした。答えは船の帆です。
黄麻とは字の通り、黄色い麻のことで、シャプラニールが30年以上も前からバングデシュなど進めてきたフェアトレードのクラフトに使われています。フェアトレードは農村の貧しい女性の収入向上に役立っています。

ネットワーク“かけはし”川越「ネットワーク“かけはし”川越」では家庭で使用した光熱費からCO2排出量を換算、数字ではっきりとその量を見ることが出来ました。
「温室効果ガスを2020年までに25%削減」、と言われても、こうして換算してみないとどれだけ日常で我々がそれを排出しているかピンと来ないですよね。誰でもつけられる環境家計簿というものがあると知り、まずは自分の実際のCO2排出量を知ることから始めてみようと思えるきっかけになりました。

旧川越織物市場最後に旧川越織物市場に置かれたブース「川越ワイズメンズクラブ」での問題に答えてスタンプラリーは終了となりました。

旧川越織物市場では、あいアイ美術館の絵が展示され、そして大工仕事の体験や、竹の一輪挿し製作の体験が行われていました。
子供や大人、外国人も混じって、まさに国際交流にふさわしい場となっていました。

竹で一輪挿しどの会場にも大学生などの若者や子供たちが目立ち、スタンプラリーを「とても楽しい!」と言って、何度も回っている子供たちも見受けられました。
私自身もスタンプラリーをしながら環境について考えたり、アンデスの楽器演奏を聴いたりととても楽しめました。
クイズに全問正解し、いただいたエコマネー100アースはこちらです。

エコマネー100アースと解答用紙今までよりも少しは環境に詳しい「地球人」に近づいたのではないかと自負しているのですが・・・。

アンデスの楽器演奏

こうして様々な人たちが交じり合いながら、環境について知ったり、関心を持つきっかけとなったりすることはとても素晴らしいことだと思いました。体験しながら楽しんで学べるのも身近なこととして環境問題を受け入れやすいと思います。
毎年継続してほしいですし、そしてより多くの方に参加していただきたいイベントでした。

古き良き小江戸川越の街並みを探索してみませんか?

この記事に寄せられているコメント

この記事に寄せられているコメントはありません。

コメントを投稿する