聖天宮

聖天宮皆さんは坂戸市にある「聖天宮」をご存知ですか?

東武東上線若葉駅からバスに揺られること5分。
バス停「戸宮交差点」で下車し、田んぼの中を数分歩くと、左手に突然キラキラときらびやかな建物が見えて来ます。「ここは中国?」と一瞬目を疑ってしまいました。

聖天宮は中国台湾三大宗教の一つの道教のお宮で、日々の道徳を重んじ、善行に報いる最高神「三清道祖」が本尊として祀られています。

宮内日本国内に現存する道教のお宮として最大級の規膜を誇り、豪華な造りは「天界の悠久の宮殿」をイメージしたものだそうです。

聖天宮

双龍柱5メートルの一本柱の観音石から彫り出した「双龍柱」や、
本殿内天井の釘を全く使用していない楠木彫刻細工など、
見事な彫刻が建物の至るところに施されています。

楠木彫刻細工

台湾の一流の宮大工を呼び寄せて、15年掛けて平成7年に完成したのだそうです。
本当に、見事過ぎて圧倒されます。

鼓楼年内には、向かって左側の塔「鼓楼」が開放されるそうで、
自由見学が出来るようになるとのことです。
今回、特別に整備中の塔に上がらせていただきました。
塔からの眺めやそこから見渡せる聖天宮は本当に素晴らしかったです。
遠くの景色まで眺められ、聖天宮の細かな彫刻まで見て取ることが出来るので、格別の景色を味わえます。

またこちらの聖天宮のお守り(1,000円)は、150種類もあります。

お守り

それはお守りに「色、形、文字を持たせることにより、神様の力に焦点を与え、事の成就を願う」ということと、生まれ年による相性色、男性は龍、女性は鳳凰を持つと縁起が良いというところに由来しているのだそうです。

神社やお寺に置かれる一般的なお守りとは違って、自分に合った色・形・絵のお守りを選ぶことが出来るので、よりご利益がありそうです。

車椅子用通路そんな豪華な造りですが、実はしっかりバリアフリー対応されており、車椅子の方でも安心して拝観出来ます。

この付近は田んぼと畑に囲まれていて、そんな中にポツンとこの建物があるのだから驚きました。
いきなりこの建物を目にすると誰もが驚き反応せずにはいられない建物だと思います。
近くから見ても細かな造りには本当に驚いてしまいます。
この建物を建てるのにはどれだけのお金がかかったのだろうと想像も出来ません。

聖天宮

聖天宮は道教を信仰する方でなくとも、どなたでも自由に拝観することが出来ます。

年内中に塔が開放されたら聖天宮からのすばらしい景色と豪華で細かな彫刻、そして建物の壮大さをぜひ色々な方に見ていただき、その感動を体験してほしいです。必ず満足できるはずです。

聖天宮宮内
住所:埼玉県坂戸市塚越51-1
TEL:049-281-1161
拝観時間:10時~16時(年中無休)
拝観料金:300円
     中学生以下、障害者は無料
アクセス:東武東上線、池袋から急行で40分若葉駅下車
    バスで5分戸宮交差点から300メートル
駐車場:120台(無料) 
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