蔵造り資料館

11月14日の「県民の日」に続き、12月1日の「川越市民の日」と12月第一日曜日も幾つかの施設が入場無料と聞き恩恵に預かろうと一番街にある「川越市蔵造り資料館」に行ってみました。このは風が少しありしたが天気は回復し、気温も少し上がって来たので、通りは観光客の方々で賑やかでした。
こちらの建物は当時、煙草卸商を営んでいた4代目小山文造氏が建てたものだそうです。


早速中へ入ってみると、奥一番手前は2階建ての店蔵、奥には店蔵を並立させた蔵や鬼瓦がありました。靴を脱ぎ、中が見学出来るので上がってみました。2階に上がるには、この細くて急な階段を上がり降りします。

幅が狭いので上がる人、降りてくる人を確認しながら1人ずつの行き来になります。こちらの階段は建物の端にあり、見学利用は出来ない様になっている螺旋階段です。幅は先程の階段より更に狭くなっていました。


一旦外に出ると鬼瓦がありました。
かなり大きなものです。
川越は明治26年に大火があり、その際に焼け残った建物が蔵造りの建物だったので当時の川越商人達が蔵造りを選択したと言われています。その蔵造りの屋根の一番上の両端に使用されているのが鬼瓦です。
江戸時代以降は家紋や防火の為のまじない等、鬼面だけではない瓦を取り入れたりもし始めた様です。

鬼瓦の奥の蔵2つは展示場になっていて、煙草を配達する際に使った荷箱車や、消防ポンプの原型等がありました。

小さな中庭には紅葉した紅葉や、柳の木の間から川越のシンボル、時の鐘を見る事も出来ました。
これは中に入らないと見えない景色です。

そして通りから一番手前の部屋の2階にも上がる事が出来、窓から時の鐘が間近で見え、通りの様子も見えます。
一番街の蔵造りは食事処やギャラリーもあり、中に入る事が出来る店が数多くありますが、蔵造り資料館も気軽に立ち寄れますので、買い物や食事の途中に川越の歴史の一部に触れてみるのも良いのではないかと思います。

川越市蔵造り資料館
住所:川越市幸町7-9
電話:049-225-4287
休館日:月曜日(休日の場合は翌日火曜日)
    年末年始(12月28日~1月1日)
    館内整理日(毎月第4金曜日、但し休日除く)
入館料:一般100円(80円)、大学生・高校生50円(40円)
    *()は20人以上の団体料金

古き良き小江戸川越の街並みを探索してみませんか?

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