川越 消防出初式(記事)

川越消防出初式1月11日(日)、午前9時より川越丸広百貨店の駐車場において、消防出初式が行われました。雲一つ無い晴天の中、多くの見学者で賑わいました。お父さんに肩車をされた小さな子供連れの家族も沢山いらっしゃいました。


くすだま国旗掲揚が行われ、来賓や川越消防組合の議長、川越市消防団長の挨拶の後、大きなくすだまが割られ出初式の始まりです。出初式というのは1659年から始まった儀式だそうです。江戸幕府の崩壊後、明治7年までは廃止されていましたが、明治8年から再開され今に受け継がれています。


消防訓練消防訓練の実演では、テロが起きた時、地震が起きた時など状況に即した消防訓練、救助訓練が行われ、その違いを知ることが出来ました。ヘリコプターからの人命救助やはしご車を使った訓練は、周囲から喚声が上がるほど迫力がありました。消防に携わる方々が皆颯爽としていらっしゃいました。火災に遭わないことが一番ですが、万が一火災に遭ってもこんな風に救助されるのかと安心感を覚え、こうして我々の安全を守ってくれているのだと少々感動してしまいました。


木遣りとはしご乗り川越鳶組合のはしご乗りも行われました。6.5mもあるはしごを下で支え、そこに上って様々な技を披露して下さいました。片方の膝だけではしごに乗っかったりするんです。見事でした。素晴らしかったです。こちらもハラハラドキドキ、落ちないで~と祈る気持ちで見ていましたが、やっている方もかなり緊張した様子でした。下ではしごを支える人たちを絶対的に信頼しなければ、きっと出来ないことだろうと思いました。これにもまた感動してしまいました。


一斉放水出初式も終盤、一斉放水です。一番良いポジションを確保したつもりでしたが、「写真撮るなら違う場所がいいよ、きっと水がこっちに飛んでくるから」と消防の方に言われました。しかしながら移動する時間が無かったので、水が掛かってもたいしたことはないだろうと高をくくって移動せずにいました。そしてやられました。集中豪雨を浴びてしまいました・・・。逃げても無理でした。放水の威力を甘く見ていました・・・。だけど何だか楽しい経験をさせて頂きました。


救助ヘり出初式はイベントとして考えると、とても見応えのある楽しいものでしたが、消防の方にお世話にならないことが一番良いことです。昨年の川越の火災件数は前年比では減少していますが、今年も昨年以上に火災が減ることを願い、そしてそのために我々一人ひとりが火災に対して日々注意を払って生活することが大切だと考えさせられました。

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