講演会「つばさ」と川越

「つばさ」講演会去る2月3日(火)、足銀川越経友会主催の
~「つばさ」と川越~
と題した講演会が川越プリンスホテルで行われました。「つばさ」のチーフプロデューサである後藤高久氏が講師です。約1時間、「つばさ」のメイキング映像を交えながら行われました。


テレビ小説は、家族を扱うものがほとんどで、「つばさ」もその例に漏れず、老舗和菓子屋「甘玉堂」の3代の人物が登場し、その家族がどう再生して行くかというところが見どころの1つでもあります。

後藤高久氏舞台を川越に設定した理由として、埼玉県が「つばさ」の舞台になっていなかったこと、東京への通勤圏でありながら、川越祭りや蔵造りなどの古い町並みが残り、新しいものと古いものが交錯しているところを挙げておられました。テレビの力があった昭和の時代のテレビドラマ風に仕上げたいというコンセプトに、川越がぴったりだったそうです。


古いものをかたくなに守りながら、「埼玉都民」と言われるほどに新しいものも入ってくる。埼玉県を様々視察しながら、川越ならば出来そうだという勘が働いたのだそうです。

つばさメイキング映像には、川越祭りの再現の過程や、蔵の町の屋根の上での撮影など、ロケの模様が詳しく紹介され、どんな風に川越の町が映し出されているのかを、ドラマの始まる前に見ることができました。実際に放送された時には川越に住んでいる私達も、新しい川越の姿を発見できるような気がしました。


多部美華子多部美華子さん演じる今どきではない古風な女の子「二十歳のおかん」つばさが、どんな風に幸せを見つけ、成長して行くのかという内容も、かなり期待できそうです。映像の中で多部美華子さんは、「巻き込まれながらいつも中心にいること」が主人公つばさの魅力で、「つばさはこういう子だと固めずに色々な表情を出して行きたい」と話していました。


あまたまドラマの中には、つばさの家の看板である「あまたま」という和菓子も紹介されていました。東京製菓学校の先生が開発したというその和菓子は、もちろん川越名物のさつま芋が中に入りとても美味しそうでした。今後販売されるのかどうかは分かりませんが、川越の和菓子屋さんで実際に販売されるようになれば新しい川越名物になりそうです。これにも期待大です。


所々に何故かサンバも出てきます。何故なのかはドラマを見てからのお楽しみということで明らかにはされませんでしたが、どうやらキーポイントになりそうな予感です。最後の方には蔵の町を通行止めにして、サンバカーニバルという構想もあるようですが、それが無理でも川越市民1万人くらいが出演してくれると面白いと話しておられました。一体どんなドラマになるのでしょうか?

撮影はロケが10%、スタジオが90%ということですが、今年の夏まで川越でロケが行われるそうです。「つばさ」が盛り上がるには、川越の人たちのPR力がとても大切と話されていました。期待度の高い楽しみな内容ですし、全国の人に川越の良さを知ってもらえる良い機会です。どんどん「つばさ」をPRして行きましょう!

古き良き小江戸川越の街並みを探索してみませんか?

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