鮨の握り体験

鮨の握り体験2月14日(土)、(社)小江戸川越観光協会主催の「川越の料亭を体験しよう!~鮨の握り体験~」が、生粋の江戸前「にぎり鮨」と本格日本料理の鮨会席の店 「幸すし」さんで行われました。


この企画は、「Visit KAWAGOE Campaign」という歴史と文化の薫る街 川越に外国人旅行客を迎え入れる取組みの一つで、外国の方々と通訳の先生も交えての体験になりました。


幸すし代表長島氏最初に幸すし代表の長島氏による和食のマナー講座がありました。基本的な箸の置き方から始まり、置いてある箸の取り方、そして箸を握るまでの動作を教えていただき、日本の食事マナーを西洋やアジア諸国などの違いも含め、とても解りやすく説明していただきました。普段何気なく行っていることもやってはいけないマナーであった事に気付かされました。


小江戸鏡山酒造の日本酒乾杯には小江戸鏡山酒造の日本酒が振舞われました。盃には利き酒の盃が使用され、中の蛇腹の模様で酒の色を見極める、利き酒の初歩を教えていただきました。乾杯の音頭は小江戸鏡山酒造社長の五十嵐氏が取って下さり、皆さんとても美味しいと喜んで飲んでおられました。


鮨の握りは、通常の握りと軍艦、巻物の3種類を体験することが出来ました。
衛生上、手袋をはめての体験です。

体験の様子酢水を軽く手になじませ、酢飯を適量取り、片手で軽く握り最初の形を作ります。最初の形が出来たら、もう片方の手で形を整えます。コツは握る方の手を箱にして、もう片方の手を蓋にするような感じだそうです。さらにネタを乗せて、最後に軽く握り、形を整えたら完成です。


みなさん、それなりに形にはなっていますがプロと比べるとやはり出来はイマイチです。プロ曰く「誰でも旨く握れるなら、プロなんか要らない」。一同納得です。

握った鮨それでも、握る人それぞれに個性が出ていてなかなか面白く、外国人の方も日本人の方も体験を楽しんでおられる様子でした。言わなくてもお分かりかと思いますが、写真手前が職人さんの握った鮨、奥が自分で握ったものです。


職人さんが握っているのを見ると、いとも簡単に握っているように見えるのですが、さすが鮨を握るには技と経験が必要であると思い知らされました。自分で握った鮨は格別の気がしましたが、やはり職人さんの握った鮨の方が断然美味しかったです。

鮨会席前菜お鮨だけでなく、幸すしさんの如月の鮨会席もいただくことが出来ました。会席をいただきながらお鮨の握り体験が出来るなんて、何とも贅沢なイベントでした。


呉服「あすまや」さん最後には川越で一番の老舗の呉服屋さん「あすまや」さんに風呂敷の包み方の手ほどきを受けました。普段あまり使う機会の無い風呂敷ですが、どんなものでも包んでしまえる万能バックであることを知り、日本人の知恵の深さに感銘しました。


お土産の風呂敷お土産には時の鐘のイラストが入り、川越の花のやまぶきの色をした風呂敷をいただきました。今後ぜひ活用してみたいものです。


鮨の握り体験は、外国人はもちろん、日本人でも楽しめる興味深いイベントだったと思います。日本の文化や伝統、作法に改めて気付かされ、日本人として、また歴史ある川越に住むものとして、お客様に対して心を込めておもてなしをする、そういった姿勢を教えていただいた気がします。

古き良き小江戸川越の街並みを探索してみませんか?

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