シルバーガイドさんの観光案内

12月7日(日)、川越市シルバー人材センターの方々が、川越の観光スポットである喜多院と蔵の町の観光案内を無料で行ってくださいました。

本来は12月1日の川越市民の日のイベントだったのですが、今年は12月1日が月曜日だったため繰り越されて、観光客が沢山訪れる日曜日のこの日となりました。

普段から川越の町を歩いていると、シルバーガイドさんたちが活躍されているのを目にします。私はまだまだ川越のことを知りません。一度案内していただきたいと常々思っており、この日を楽しみにしていました。

まずは喜多院からです。受付を済ませると、人数が集まり次第、案内してくださるとのことでした。他の観光客に混じって、高野さんとおっしゃる女性のガイドさんから本堂の慈恵堂やその隣にある客院の話などを伺いました。

喜多院に大黒天が祀られている理由、慈眼堂には108歳まで生きたという天海僧正の等身大の木像が祀られていることなど、説明書きを読んでいるだけでは頭に入らなかった内容も、お話しを聞いていると理解できました。昭和50年に喜多院が整備されて今にあること、昭和30年頃までは、動物園のように孔雀など動物がいたこと、単に観光しているだけでは分からないことまで細かく説明してくださいました。

東照宮では、山下さんに話しをお聞きしました。東照宮の由来や狛犬の話、松平信綱が植えたといわれる彼岸桜、天海僧正か植えたといわれる榊など、東照宮は何度か訪れていますが、一人で歩いていても全く分からないことでした。

東照宮のお堂は普段は開いていませんが、お正月、1月17日、徳川家康の命日4月17日、8月17日に開かれるという話も聞くことが出来ました。


蔵の町にも行ってみました。岸野さんがガイドしてくださいました。もう一人、大学生の女の子と一緒に回ったのですが、ユーモアのある方で、楽しくお話を聞くことが出来ました。

時の鐘の柱には継ぎ目がなく、一本の木から出来ていること、そこにある薬師神社は明治になるまでは常連寺というお寺だったこと、蔵の町の路地を入るとお寺があるという町の造りの理由、鬼瓦に乗っかっている雲みたいな形のものは陰盛り(かげもり)ということ、などなど、知らないことばかりでした。

2か所をシルバーガイドさんに案内していただいて、点でしか知らなかった喜多院や東照宮の歴史が、蔵の町の歴史が、そして川越の歴史が、線で繋がって行く感覚でした。

シルバーガイドさんはどの方も、とてもはつらつとしていらして、ガイドをしてもらっているこちらも元気になるようでした。そして川越の町に精通しておりとても感銘を受けました。

聞けば岸野さんは学校の先生だったそうです。岸野さん以外にも喜多院でお会いした佐々原さんは流暢な英語で外国人の方を案内されていました。皆さん博学で知識が豊富で、歴史も何も知らない私なんぞは、そんな方々から見れば、まだまだ赤ん坊のようなものなのだろうなと思ってしまうのでした。

川越に観光にいらっしゃるとするならば、また川越に住んでいる方でも、一度シルバーガイドさんに案内してもらうことをお勧めします。きっと新しい発見があり、単に町を歩くのとは一味違った川越の町の歩き方が出来ると思います。

社団法人 川越市シルバー人材センター
TEL:049-222-2075
HP:http://www.sjc.ne.jp/kawagoe/
※観光案内は団体でも個人でも受け付けてくださいます。
 人数にもよりますが、だいたい1時間1500円位からだそうです。

古き良き小江戸川越の街並みを探索してみませんか?

この記事に寄せられたコメント

シルバーウーマンとして、川越の観光案内を、するには、資格取得必要かと思いますが、、どの程度の、講習を受けるのでしょうか、

Posted at 2013.08.15 by みたむら 悦子

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