幻の貨物線
ご存知の方も多いかと思いますが、ドラマでも話題になっている場所!?
こちら「幻の貨物線」と呼ばれた西武安比奈線です。安比奈線は1925年(関東大震災後)に入間川の砂利採取を目的として開通されました。
1949年に電化路線となりましたが、1967年11月に川砂利採取の全面禁止を受け、休止となったそうです。あれから42年という歳月を経ていますが、幻とまで呼ばれた貨物線の線路を辿ってみました。
出発地点は、西武新宿線「南大塚駅」西側。出発してすぐに、安比奈線の線路が見えます。線路は道を渡った国道16号へと繋がっています。
線路を辿って行くと、線路以外にも当時の架線柱や、信号機などがしっかりと残っています。他にも踏切等の跡がいたるところに現れますので、歩いていると意外なものを発見することができます。
どんどん安比奈線の歴史に吸い込まれていく感じで、とても興味深くなります。国道16号に着くと、一旦線路はなくなり、道路を渡った住宅の隣に突如またレールが現われます。
レールを辿ってさらに奥へと進むと、レールの多くが草に埋もれており、架線柱も傾いたりしていて、安比奈線の歴史を感じさせる風景でした。
出発してから約1キロ位歩いた所で、雑木林に囲まれた森のトンネルが現れます。
こんな森の中に機関車が走っていたことを想像するだけで、不思議な気分になりますね。まるで、おとぎ話の世界へ来た感覚になりました。
森のトンネルを通過すると橋が現れます。前にも一度来たことがありますが、橋が前回と違う気がしました。近づいてよく見ると、新しく造られていました。線路の両サイドにもローブが張られたりして、安全対策がしっかりとされていました。ここはドラマの撮影にも使われた場所だったような気がします・・・。
恐らくその影響もあって、ここを訪れるが人が増加したのでしょうね。
近頃、天気がとても良いのでみなさんもぜひ、ぶらりと散策に行ってみてはいかがでしょうか。
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