「つばさ」が残したもの
連続テレビ小説「つばさ」が終了しました。
番組が始まる前、川越市では、関係者はもとより、商店主、そして市民も期待に胸を膨らませていたのですが、実際はどうだったのでしょうか?
●「川越の文化や歴史が全然伝わってこない!」
●「この地で”おかん”はないだろ!」
●「川越でやる意味があったの?」
など、番組に対する厳しい意見も多く聞かれましたが、まあそれはTV番組ですから。
一方で、「つばさ」の放送に期待した地元川越の最大目的、観光客の拡大は・・・
一番街(蔵の町)や菓子屋横丁は、ほぼ例年の2割3割増しという大きな成果が上がったようです。
ですが、それ以外のエリアでは、”いまひとつ”、”やや肩透かし”という感じです。
でも、これは「つばさ」のせいではありません。
行政やその他関係者、そして一番街・菓子屋横丁以外のエリア当事者の観光客誘導が不足していた
からだと思われます。
特に行政などは、事前にもっと戦略を考えるべきです。
一番街や菓子屋横丁は、番組が始まれば特別な事をせずとも観光客の自然増は予想できた筈です。
ですから、むしろいかにそれ以外のエリアへ観光客を誘導するPRができるか?
ここにもっと力点を置いてほしかった。
そんな感想です。
連続テレビ小説「つばさ」が残したもの。
それは、30分や1時間で帰ってしまう一番街・菓子屋横丁観光から、もっと深い、楽しめる、本当の川越観光をどのように作り、PRして行くか?を改めて考える!
そんな教訓ではなかったでしょうか?
記事:纐纈
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