三姉妹展
あとひき煎餅さん2階の「ギャラリー蔵乃茶屋かくれんぼ」では3月30日(火)まで、「三姉妹展」が開催されています。
姉妹のお三方が制作した作品が展示されており、会場は、とても温かみのある雰囲気に包まれていました。
安達文子さんはちぎり絵、市野川艶子さんは水墨画・墨彩画、杉本千代子さんは絵手紙と、
それぞれ違った作品を制作されています。
皆さん、仕事を退かれてから、趣味として始められて、もう10年ほどになるのだそうです。
市野川艶子さんの作品は、題材は人物、植物、仏様に至るまでさまざまです。特に仏画などは柔らかく優しく描かれていて、固いイメージのあった仏画が非常に身近に感じられました。
絵に文章が加えられているのですが、良い言葉に出会ったときにメモしておき、その言葉から想像して絵を書かれたりするのだそうです。
安達文子さんのちぎり絵は、遠くから見ていると筆で書かれた絵のと間違えるほどでした。
陰影を付けるために紙を重ねたり、薄くしたりして絵に表情を付けるのだそうです。
繊細な作業です。
杉本千代子さんの絵手紙は、実際に杉本さんから絵手紙を送られた方が、大切に取っておいたものも展示されています。ちょっとした言葉が添えられ心のこもった絵手紙です。送られた側はとても嬉しい気分になりますね。
作品の素晴らしさもさることながら、皆さんが生き生きとしてとてもお若いことに驚きました。
きっと皆さんも三姉妹のお歳を聞いたらビックリすると思います。
作品を拝見していると、とても暖かい気持ちになれます。三姉妹の穏やかな雰囲気が作品にも表れているのだと思いました。
会場には毎日三姉妹のどなたかがいらっしゃるとのことなので、お話を伺いながらゆっくりと鑑賞してみて下さい。
日時:開催中~3月30日(火)
11:00~17:00(最終日は16:00まで)
※水曜定休日
会場:あとひき煎餅塩野2F
ギャラリー「蔵乃茶屋かくれんぼ」(地図)
問い合わせ:TEL 049-222-2794(あとひき煎餅塩野)
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