松本製菓

松本製菓伝統的な手法でお菓子を作り続けている「松本製菓」。その作り方は正真正銘の手作りであり、飴ももちろん自家製。使用される設備や道具はとても使い込まれていて、それらが歴史を語っている様に思える。お店の雰囲気もとても風情があり、店頭に並ぶ商品にはとても懐かしいものを感じる。天然素材を使用し、味にこだわって100余年のお店です。



手作り商品お店に置いてある手作り商品は種類も豊富で、どれも昔からの道具や手法で作られています。機械で簡単に作れるこの時代にも関わらず、松本製菓はあえて伝統のやり方を守っています。麦棒、ニッキ飴、ベッ甲飴、はっか飴、いずれも自家製の歴史は100年を超えるのだそうです。



松本製菓その中でも伝統的な小江戸の味「麦棒」が松本製菓一の名物。「麦と水飴だけの飾らない風味が一番!!」と熱く語る店主。
そんな伝統を守り続けた松本製菓は多数の雑誌やテレビにも取材されています。絵本にも出てくる程、有名です。



松本製菓のご主人お店の中へ一歩踏み入れると、まず歴史を感じさせる菓子箪笥が目に入ります。この箪笥の歴史はなんと120年だそうです!120年ですよ!自分の周りに120年も使うもの、使えるものあるかな?と考えてしまいました。この箪笥の中にはいろいろな種類の飴が入っています。昔は飴を直に入れていたそうです。さらに奥へ進むと作業場があります。当時からの道具がいくつも置いてありました。今回は「麦棒」を作ってくれました。その一つ一つ工程は歴史を感じます。「麦棒」は、こうせん(麦の粉)と黒砂糖を混ぜて煮詰め、天日干しして完成するものです。


麦棒天日干しすると硬くなり、しまった感じになり、甘さが少し和らぎ、程良い甘さになるそうです。今回は出来立ての天日干しする前の「麦棒」を味見させてもらいました。それはそれは柔らかくて、甘くて、このままでも美味しいから売れるのでは、と思うほど。その味は確かにシンプルだがとても懐かしく感じました。初めて食べる味なのにどこか懐かしい不思議な感じがしました。最近のお菓子にはなくなった素朴な美味しさが溢れていました。これが本当の伝統の味なんだ、と感じました。


菓子屋横丁に行ったら、ぜひ松本製菓に寄ってみて下さい。そして伝統の味を試食してみて下さい。きっと気がついたら、手に取ってお土産に買っていると思いますよ。


松本製菓
お店データ
住所:埼玉県川越市元町2丁目11−4−12
電話番号:049-222-2337
営業時間:10:00~17:00
定休日:毎週月曜日(祝日の場合翌日)

古き良き小江戸川越の街並みを探索してみませんか?

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