藤店（ふじだな）うどん

「藤店（ふじだな）うどん」のご紹介をさせていただきます。言わずと知れた大人気のお店ですね。
場所は国道16号と県道6号川越所沢線の交差するところを所沢方面に行き、程なくして左手交差点の角にあります。敷地が広いしいつも混んでいるのですぐ分かります。混雑時を避けようと2時過ぎに伺ったのですが、それでも満席でした。

まずは看板の肉汁うどん。熱い肉汁に冷水で締めたうどんをつけて食べる、このスタイル「武蔵野うどん」と言うらしいです。藤店うどん好きな人の紹介で初めて伺って、この肉汁うどんを見た時には「おぉ！これが肉汁うどんかー！」と痛く感動しました。

肉汁の中にお肉がこれでもか！と言わんばかりに入っていて、うどんも一番少ない「並」を注文したのに、並のうどんの量とは思えませんでした。正直食べ切れるか？と不安になりましたが、この肉汁、意外にあっさりしています。出汁は出汁で取って、肉は別に茹でたものを入れているからなのだと推測しました。

出汁のしっかり効いている肉汁の中にコシがあって弾力があってモチモチのうどんを突っ込んで肉と一緒に頬張ると、肉の旨味がうどんに絡まって、病み付きになりそうな美味しさです。ただ、うどんがどこまでもどこまでも高～く伸びてなかなか途切れないので、肉汁の中に好みの量のうどんを上手に突っ込むのは至難の業です。

今のように寒い季節には通常の冷たいうどんではなく「あつもり」と言って、温かいうどんにすることも出来ます。うどんに肉汁がよくしみた方がお好きな方ならあつもり、うどんのコシや歯応えを、より楽しみたい方なら通常の肉汁うどんと、これは好みが分かれるところだと思います。

ぶっかけうどん(並)。冷たいうどんです。以前は夏季限定のメニューだったらしいですが、今は通年のメニューとなっています。とにかく天ぷらがデカイ！海老とかぼちゃとなすの天ぷらです。見た目が豪華ですし、天ぷらの衣が汁に浸かってふやけてしまった感じが好きな方(私のことです)にはおススメです。天ぷらなのですが、肉汁よりは食べた後のあっさり感があります。うどんの旨味も良く分かります。これで800円ならなかなかお得だと思います。

天ざるうどん(並)。コレは冷たいうどんと海老天2本、さつま芋の天ぷらが別々にやってきます。900円。一番うどんのコシなどの旨さが分かるメニューだと思います。スルッと入っていきます。様々好みはあるかと思いますが、肉汁うどんに慣れ親しんでしまったらば、少し物足りないかもしれません。肉汁うどんとは別のメニューを頼むと、お腹は満足でも、何故か気持ちが肉汁うどんを食べたくなってしまうのです。

ぶっかけも天ざるも美味しいです。ですが肉汁うどんなくしてはやはり藤店うどんはあり得ないと思います。それだけインパクトがあります。食べる回数を重ねるたびにその美味しさにはまって行く感じがします。ジャンクフードのように、時折無性に食べたくなる、そんなうどんです。

そうそう、藤店うどんで忘れてはならないものがありました。サイドメニューの小エビ天盛です。言うなれば「ハンバーガーのセットのポテト」的存在でしょうか。注文してから揚げてくれるので出来たて熱々、やけどにはご注意を。汁に付けて食べても良いですが、お醤油掛け
て食べるのがおススメです。

まだ藤店うどんに行ったことのない方は、ぜひこちらのうどんを味わいに行ってみて下さい！
あなたも病みつきになること間違いなし！