手打ちそば「れんじゃく」
平成20年11月7日(金)、大正ロマン通りに手打ちそば「れんじゃく」がオープンした。
それに先駆けてのお披露目会に伺った。
場所は大正ロマン通りのほぼ中央に位置する。レトロな建物が数多く残るその通りで、ひときわ目立つ蔵造り、ここである。オープンにふさわしく、お祝いの花が沢山飾られ、有名人から贈られた花もある。中にはあの「ラモス瑠偉」の名前も、と思ったら本物のラモス瑠偉が来店していた。すごい!驚きだ。これは何だかただ事ではないぞ、とお店に入る前から思わされる。
店内は、蔵造りの内装を残しながら間接照明と木のぬくもりで、穏やかで落ち着きがあった。普通のお蕎麦屋さんのイメージとはかけ離れ、モダンな感じで、オシャレなカフェに入って来てしまったと勘違いしてしまいそう。
天ぶらをいただいた後、いよいよ蕎麦の登場である。こちらの蕎麦は大きく分けてセイロ蕎麦と田舎蕎麦の二種類ある。そば粉は石臼挽きだそう。今回いただいたのはセイロ蕎麦。
つややかな色合いと、手仕事の繊細さに食欲が増す。そばつゆにさっとつけていただくとしっかりとした歯ごたえがありながら、のど越し良く、これなら何枚でも行けそうだ。
そばつゆは若干濃い目の味付けかなと思ったが、蕎麦はどっぷりとつゆにつけて食べるものではないので、濃い目でちょうど良い。薬味はねぎと辛味大根。この辛味大根が蕎麦の味を引き立ててくれてなかなか良い。だけどわさびもやっぱり欲しいという人には、ちゃんと用意されている。
お酒にもこだわりがあるようで、無農薬のお米で作ったお酒が置かれ、中でも気になったのが「発芽玄米酒」なるもの。アルコール度数は通常の日本酒より低めだが、瓶の中で乳酸菌や酵母が生きている発泡性のあるお酒らしい。きっとお蕎麦に合う!体にもいいはず!次回はぜひいただいてみたい。
デザートのメニューにあった「そばアイス」これもかなり気になる。これはランチメニューにプラス出来るので、ぜひ試していただきたい。
店頭では蕎麦作りの実演も見られるので、きっと食べる楽しさも増すことだろう。ここ「れんじゃく」では、ゆっくりとゆったりと蕎麦を楽しめるはずだ。誰かと一緒でも女性一人でも気軽に気楽に訪れることが出来ると思う。大正ロマン通りの新しい人気のスポットになりそうだ。
住所:川越市連雀町11-8
電話:049-224-2288
この記事に寄せられたコメント
9月6日付のThe New York TimesのTravelセクションにKawagoeの紹介記事が載っており、
お店の大きな写真が載っています。ご興味のある方は下記のURLをご覧ください。ただし記事では昔の蔵を改造してお店に使っているというだけで、お店の紹介はされていません。
http://travel.nytimes.com/2009/09/06/travel/06dayout.html?scp=1&sq=Near%20Tokyo,%20A%20city%20shows%20its%20age,%20proudly&st=cse
ご参考までに。
Posted at 2009.09.05 by Kotaro Inagaki