湯葉と豆腐の店「梅の花」
九州を本拠地とする「梅の花」が埼玉県に初出店した川越店が、2008年12月1日にオープンしたということで、さっそくランチタイムに出かけてみました。
落ち着いた日本家屋のような店舗の入り口では、案内スタッフのかたがあたたかく迎えてくれ、受付のそばには待ち合わせによいテーブルと椅子のフロア。待っている間には「梅こぶ茶」を出してくれました。
玄関で靴を脱いで上がると、お持ち帰りメニューの棚。このお店のメインである「豆腐」と「湯葉」を使ったいろいろな食材があり、お食事のあとにはおいしかったメニューをお持ち帰りできます。「豆腐のプリン」や名物「とうふしゅうまい」、「ふわふわとうふハンバーグ」など、どれもおいしそうです。
お部屋は和室の個室。ですが、掘り下げられた座席なので、足がしびれることもなく快適です。大広間もあって、通常は畳敷きの上にテーブルと椅子の席が用意されています。畳に座るのが苦痛というご高齢のかたにも好評とのこと。もちろん、大人数の宴会では大広間を借り切って利用できます。お部屋は落ち着いた日本庭園が見える和室で、窓際には今の季節に合わせたきれいな花が生けてありました。
お食事は3人で出かけたので、それぞれが違うランチメニューを選びました。
冬だけの特別ランチ「雪ランチ」には名物のとうふしゅうまい・揚げだし豆腐・海老しんじょうの蓮根はさみ揚げなど。「人間国宝」中川清司氏デザインによる手桶に美しく盛り付けられた料理がメインの「手桶ランチ」。「賀茂川ランチ」では湯豆腐か冷豆腐、手作りふわふわ豆腐ハンバーグ・魚の西京焼・肉豆腐から1品、お好みで選ぶことができます。
「創作懐石料理」と銘打っているだけに、味わい深いさまざまな和食器に盛られたメニューはどれも一手間かけられた美味なものばかり。豆腐と湯葉という食材を考えるとちょっと味気ない感じかなと想像していましたが、まったく飽きさせない凝った味付けで十分満足できます。
特に「温泉水」を使った湯豆腐は、熱が加わるとともに真っ白に変わっていくお湯と、それに少しずつとろけてくる濃厚な豆腐と湯葉のまろやかなおいしさに思わず舌鼓。豆腐と湯葉をいただいたあとは、白くなった温泉水を飲むとお肌もつるつるになるとか。名物「とうふしゅうまい」はふたを開けてびっくりの大きさ。真っ白でふわふわな食感とやさしい味わいに「豆腐」を意識します。
手作りとうふハンバーグもしかり。ジュウジュウとおいしい匂いをさせて和風のおろしソースとともにボリュームいっぱいのハンバーグが登場しますが、やはりこれも「豆腐」。本当にふわふわした食感であっという間に食べてしまいました。
全体に言えるのは、豆腐や湯葉のそのままのおいしさが堪能できるということ。本当に「甘くて濃厚な」味を存分に味わうことができます。その他、単品メニューには倉橋島産の牡蠣フライ・焼きずわい蟹・国産牛ヒレステーキ溶岩焼き・くじらの刺身盛り合わせなど、豆腐と湯葉以外のおいしいメニューもいろいろあります。
お食事の最後は、ほどよい甘さの羊羹や、柿のアイス、あずき蕨餅といったデザートで「別腹」も満足。午前11時~午後3時まで、こうしたランチメニューが1,900円から味わえます。今度はぜひ、ちょっと贅沢な夜の「膳」も味わってみたいものです。
メニューには「お子様ランチ」、その他ご法要のための懐石料理なども用意されており、家族で、職場で、親しい友人と・・・落ち着いた雰囲気の中で季節を感じながら、ゆったりした気持ちでおいしいお食事が楽しめるお店です。
住所:川越市的場新町7-2 049-237-8050 (JR越線 的場駅より徒歩8分)
電話:049-237-8050
営業時間:
昼:11:00~16:00(ラストオーダー15:00)
夜:17:00~22:00(ラストオーダー21:00)
URL:http://www.umenohana.co.jp/
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