川越締め

先日、ちょっと粋な川越の旦那衆が集う宴席へ特別に参加させてもらった時、「川越締め」なるものを教わったので紹介したい。

川越締めは7拍で“シャンシャンシャン、シャンシャンシャン、シャン”と、3、3、1で行うということである。ご存知でした?
一本締めが川越締めと言う人もいるそうだが、一本締めは10拍なので“トーシメ”だから“戸を閉める”という解釈になり、商人の町だった川越ではよろしくないから違う、との事だ。なるほど~

ちなみに、一本締めとは“シャシャシャン、シャシャシャン、シャシャシャンシャン”であるのだが、最近は一本締めを“パンッ!”と一発で行うものと混同している方が多い。この“パンッ!”は本来「一丁締め」と言う(「関東一本締め」もそうだと言われている)私も宴会で“一本締めで行きます”と言われた時、この方はどっちを言っているのだろう?と悩んでしまうことがしばしば。

それはともかく、忘年会シーズンももう終わりに近いが、まだこれからという皆さん、川越での宴会ならば、是非7拍の「川越締め」を使ってください。

川越の夜に“シャンシャンシャン、シャンシャンシャン、シャン”と川越締めが響き渡る。
“粋”ですね~

記事:纐纈

古き良き小江戸川越の街並みを探索してみませんか?

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