小粋なお座敷芸を復活しよう

三味線、端唄、小唄、踊り…
小粋なお座敷芸を復活しよう

近ごろのマチの話題の中に「夜の料亭文化であるお座敷芸を時代に合わせて見直そう。活気ある元気なマチづくりの一つとして、小粋な三味線の音色を復活させよう…」がある。川越市と川越商工会議所、小江戸川越観光協会が共催の小江戸川越検定にちなんだ講座の開催に際しても、小江戸情緒あふれる伝統のお座敷芸に対する人気が高い。

料亭を舞台にお座敷芸を披露するといえば、艷ぽい芸者さんが頭に浮かぶ。色あでやかな着物姿、三味線の音色、端唄や小唄などの粋曲、踊り…。たしかに名門料亭が残り、今なお江戸風情を伝える川越にふさわしいものといえるだろう。

ある市民団体では桜の咲くころに東京・八王子から芸者衆を呼んで伝統芸に親しみ、川越でのお座敷芸復活について学ぶという。八王子では商工会議所の会頭が会長となり地域活性化のエネルギーとして、潤いのある郷土を育てることを目的として「八王子黒塀に親しむ会」を立ち上げている。八王子の夜の文化を育てるために、一般女性を対象に芸妓さんを募集して三味線や唄、踊りをはじめ礼儀、作法も指導して人気を呼んでいるという。

同じようなケースとしては、商工会議所や地元商店が中心となって取り組んでいる新潟市の「芸者学校」や浅草の「ふりそでさん」などがあり、近隣地域のお客様の利用が増えマチに活気が戻ったとして話題となっている。

観光客の滞在時間を伸ばし宿泊型を目指す方法としても、小粋な夜の文化の見直し、お座敷芸の復活には大いに賛成したい。今後の動きに期待し、注目していきたい。

記事:(や)

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