「わたしの相原求一朗 一点展」【終了】

「わたしの相原求一朗 一点展」画家、会社経営、ロータリアン等数々の実績を残され、川越市名誉市民でもある相原求一朗氏の絵画展「わたしの相原求一朗 一点展」が、7月5日(日)まで「いも膳」の敷地内にある「アートギャラーリー呼友館」で開催されています。



所蔵家の想いと共に

この絵画展に飾られる作品は、普段は個人のお宅に飾られているもので、美術館などではなかなか目にするこのとの出来ない作品ばかりです。作品の一つ一つに所蔵家の方々のコメントが付けられ、その方々の絵に対する想い、相原氏に対する想いと共に展示されています。

会場の入り口左手から初期の作品、2階に上がると後期の作品と、年代ごとに展示されているので、相原氏が「風景も抽象」と、独自の画法を見出されるまでの変遷を辿って行くことが出来ます。

「停車場」一度黒く塗り潰したキャンバスに筆、ナイフ、ローラー等を用いて色を重ねて行き、それによって描き出された絵の奥行きや深さ。じっと絵を見つめていると、その絵の中に吸い込まれて行くかのような、自分もその絵の風景に存在するかのような錯覚に捉われ、魅了され、その場から離れがたくなってしまいます。

絵の一つ一つに所蔵家のコメントが・・「落ち込んでいる時に絵を見ると元気になる」というようなコメントを読みながら絵を眺めると、絵自体の素晴らしさは然ることながら、今回の絵画展の趣旨である、所蔵家の方々の、絵や相原氏に対する想いが伝わり、そしてそれを通じて相原氏が素晴らしいお人柄であったことを感じることが出来ると思います。

相原婦人とモデルとなられた「婦人像」伺った時には、相原婦人にもお会いすることが出来ました。「期間中は出来る限り来館したい」と話される相原婦人の上品で穏やかなお人柄に触れると、本当に相原氏や相原氏の絵を愛していらっしゃるという想いが伝わって来ました。

美術館では味わえない、それぞれの絵にそれぞれの深い想いのある素敵な絵画展です。皆さんもぜひ足を運んで、実際にその「想い」を感じ取ってみて下さい。

「わたしの相原求一朗 一点展」

「中札内駅」開催場所:アートギャラリー呼友館(「いも膳」敷地内)
開催期間:6月6日(土)~7月5日(日)
開館時間:11:00~18:00
休館日:火曜日
入場無料
※8月5日(水)~11月3日(火)まで北海道にある六花亭「中礼内
美術村 北の大地美術館
」で開催される予定です。


アートギャラリー 呼友館
アートギャラリー呼友館住所:川越市小室18-5(「いも膳」敷地内)
TEL:049-243-8243
開館時間:11:00~18:00
休館日:火曜日
入場無料
地図
アートギャラリー呼友館HP

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