石井一臣遺作切り絵展【終了】
現在、あとひき煎餅塩野さん2Fの「ギャラリー蔵乃茶屋かくれんぼ」で、「石井一臣遺作切り絵展」が開催されています。(9月29日(火)まで)
川越にいらしたことのある方なら、どこかで石井一臣さんの切り絵を見たことがあるのではないでしょうか?
川越の町並みや歴史的建築物などを、鮮やかに切り絵で表わした作品の数々は、1度見たら忘れられないくらい印象的で素晴らしいです。
残念ながら石井一臣さんは2005年にお亡くなりになりましたが、切り絵作家として世界的に有名な方で、埼玉県の彩の国大使としてもご尽力されました。
現在はご子息の石井一将さんが「父のことを1日でも長く伝えて行きたい」と「2代目石井一臣」として活躍されています。
ギャラリーには初代の見事な遺作の数々と2代目の素晴らしい作品が展示されています。
切り絵にも作者によって作り方はさまざまなようですが、石井さんの場合はまず下絵を描き、黒い和紙の上に下絵のコピーを置き、白い部分を切り取って行くのだそうです。
初代の頃から小川和紙にこだわり、それ以外に用いるのは金箔のみだそうです。
和紙は通常の紙より切りづらいと思うのですが、その作業の細かさに、思わず息を呑んでしまいます。
色のあるところは切り絵に合わせて貼っていくそうです。
本当に緻密な作業です。
出来上がった作品は、遠近感があり、本当に素晴らしいです。
題材は風景、建物、人物とたくさんですが、川越は切り絵の題材として、埼玉県で一番素晴らしい町、という嬉しいお言葉もいただきました。
川越を題材とした作品も多く展示されています。
石井一臣さんの切り絵は、言葉で表わすより見ていただくのが一番だと思います。
販売もされていますし、9月22日(火・祝)は2代目石井一臣さんが会場にいらっしゃるそうです。
ぜひ皆さんにごらんになっていただきたいです。
「石井一臣遺作切り絵展」
~ギャラリー蔵乃茶屋かくれんぼ~
日時:開催中~9月29日(火)
11:00~17:00(最終日は16:00まで)
※水曜定休日
会場:あとひき煎餅塩野2F
ギャラリー「蔵乃茶屋かくれんぼ」(Google Map)
問い合わせ:TEL 049-222-2794(あとひき煎餅塩野)
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