菓匠かとう

菓匠かとう川越市景観百選にも選ればれた大正初期の切妻造りの店構えから、伝統と歴史が強く漂う「菓匠かとう」。大正時代からずっと作り続けている手作りの羊かんをはじめ、アンコ玉・すあま餅・団子・饅頭などの和菓子がとても充実している。昔は製造業のみで、店構いを設け店頭販売を始めたのは、平成になってからだそうです。歴史は古いので、「あんこのかとう」といって川越で知らない人はいないそうです。

蔵まんじゅうおすすめは自家製の「蔵まんじゅう」。近くにある工場から届くので、温かいおまんじゅうをいただけます。あずきのこしあんと芋あんの2種類が半々に入っていて、お土産にも最適です。あんこたっぷり詰まってるのが特長です。あんこたっぷりなのに甘さすっきりで、年配の方にも食べやすいと思います。皮もしっとりしていて、あんことのハーモニーが絶妙です。


羊かん羊かん

オリジナルの「羊かん」もおすすめです。あんこ、芋、抹茶どれもサイズが大きく、一度にいろんな味が楽しめる三種類のセットを買われていく方が多いそうです。目で見て楽しめるオリジナル羊かんも人気です。写真を見れば分かると思いますが、見た目にもすごくこだわっています。羊かんの中にお花や、川越のシンボルの時の鐘が入っています。味は、時の鐘はチョコレート、ピンクのお花はあんこ、黄色はヨーグルト。夏季には、マンゴー味も登場します。これは、ここでしか手に入らないので、川越のお土産にぜひどうぞ。昔懐かしの「みそパン」も絶品です。


民芸品店頭、店内を飾るのは駄菓子と民芸品の数々。その数はなんと60種類以上。色とりどりのその多彩な商品は、川越独特のものから懐かしいものまであり、見ているだけでとても心が和みます。




菓匠かとう「お客様は全国からお見えになりますよ。」と語る店主。北は北海道から南は沖縄まで、全国的にも有名な「菓匠かとう」。圏央道が開通して、山梨県からのお客さんが特に増えたそうです。最近は、外国人のお客さんも増えてきたそうで、買われていく商品を何ですか?と聞くと、あんこ系より、イカ・タコなどが入ったおせんべいのしょっぱい系を買われていくそうです。理由は、目で見て味が想像できるからではないかな?とおっしゃっていました。やはり外国人には、日本独特のあんこの味はわかりづらいですよね。

菓匠かとう商品の種類の多さに戸惑い、何を買ったら良いか迷ったら、お店の方に聞いてみて下さい。親切に適切なアドバイスをしてくれますよ。最後に、お店の方の写真を撮影させて下さいとお願いすると、奥から女将さんを呼んできてくれました。するとその女将さんがとてもキレイなおばあちゃんで、今年なんと90歳なのよ、と聞いてビックリしました。本当に90歳には見えないほどキレイで、お元気な女将さんでした。撮影終了後、女将さんに「今日はありがとうございました」と、お土産に蔵まんじゅうをいただいてしましました。取材のご協力をいただいたうえにお土産まで。女将さんの優しさにジーンときてしまいました。

次回は女将さんに「キレイに歳を重ねる秘訣」を是非インタビューさせていただきたいです。
菓子屋横丁に来たら「菓匠かとう」にぜひ足を運んでみて下さい。伝統と歴史が漂う店構えと、お店の方々の温かみのこもった商品にきっと満足できるはずです。


菓匠かとう
お店データ
住所:〒350-0062 埼玉県川越市元町2丁目11-3
電話番号:049-222-0920
営業時間:10:00~16:30
定休日:毎週月曜日

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