玉力製菓

一粒が食べたら止まらないおいしさってこのことです。手造りはいつもスーパーで買っているのとは、全然違いますね。こだわりの天然素材、手間隙掛けて作り上げるその飴は、しっかりした味わいなのに後味さっぱりしていて、とても美味しい。


玉力製菓さんの一押しは『組飴』。金太郎飴や季節の花を入れたもの、葵の紋など色々なものがあり、目も楽しませてくれます。

この『組飴』の魅力とは世界的なもので、フランスの方がインターネットで調べて修行に訪れ、玉力製菓さんと同じ包丁を仕立てて修行に励んだ、という逸話まであるほどだそうです。途切れることなく訪れるお客の方々をもてなしながら 「本物の味と技術を伝えていきたいです。まだまだ頑張ります。」と力強く語ってくれました。


飴作りの作業は、沸騰し煮詰めた飴をある程度の温度まで冷まし、色づけ、香りづけしてこねていく。形を整え、それを細く伸ばしていくのですが、気温や湿度、製品によって煮詰め具合と冷まし具合が変わってくるそうです。そのため長年培ってきた技術に加え、“勘”が物をいうそうです。

快く次々と試食させてくれたためどれもおすすめの品々ばかりです、ぜひ手に取って目でも味わって欲しい組飴は、金太郎飴のようにどこを切っても同じ絵になるように、数種類の飴を組み合わせて作られているものです。その仕上がりは、インテリアとして用いても良いのではないかと思えるほどに鮮やかで食べるのがもったいないくらい美しいです。その美しさから婚礼の引き出物として用いる方も多いそうです。

葵の御紋、川越市の花である山吹、埼玉県の花である桜草などの組飴、天然の味と香り、小江戸川越ブランド玉力のニッキ飴や、薬草を煮出して作るのど飴は年間を通して作られている人気No.1の商品です。7年くらい前には、玉力製菓のニッキ飴は身体に非常に良い!!と、「おもいっきりテレビ」で取り上げられ、放送翌日は横丁入口まで大行列ができ、普段より多く用意した90袋がものの見事に10分で完売したそうです。
また、カーネーションや藤など季節限定で作られるものもあり、玉力製菓の作る飴で季節を感じることができます。


取材にいくと、ちょうどくるくる飴を作っているところで、少し切って試食させてくれました。それはそれはあたたかくて、やわらかくておいしかったです。お店のお人柄のような味でした。同じ日にテレビの取材をお受けになっていて、その風景も撮らせていただきました。さすがに有名店だけあります。みなさんも訪れた時に取材風景を見れるかもしれませんよ。

大正三年の創業以来、飴作り一筋九十年。天然の素材にこだわり、手間隙をかけて昔ながらの素朴な手作りの伝統の味を守られている。その数は50種類にも及ぶそうです。「玉力」の名前は初代が自分の名前の一文字「力」と鉄砲玉あめの「玉」をとって名乗ったものだそうです。

気さくで笑顔の素敵な玉力製菓が作る美しく味わい深い飴を、ぜひご賞味ください。
みなさん必ず「なつかしい味」と思われると思います。

お店データ

住所:〒350-0062 川越市元町2-7-7
電話番号:049-222-1386   
営業時間:10:00~17:00
定休日:月曜日

古き良き小江戸川越の街並みを探索してみませんか?

この記事に寄せられたコメント

私は、明日修学旅行で川越にお邪魔させてもらうのですが

飴が大好きで私は、小さい頃、くるくる飴が好きだったのですがこの頃こっち売ってないので絶対買いますw

でゎ、これからも頑張ってください!!

Posted at 2009.09.02 by 山内美紀

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Posted at 2017.04.13 by 10 Places to Visit in Kawagoe: Little Edo | tsunagu Japan

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