岡野屋

元祖手打ちうどん 岡野屋札の辻から菓子屋横丁に行く大通りに面した昔ながらの手打ちうどん屋。
江戸の下町にあるようなアットホームな家族経営のお店です。
お店の歴史は古く、明治時代から始まり、現在の3代目店主はうどん一筋40年のキャリアを持ち、その日の気温、天候によって打ち方や水の温度、塩の濃度、寝かせ具合など、いろいろなことに気を遣い、他ではマネのできない食感がここにあります。



馬つき場昔はこの辺り一帯は、お菓子の製造業を営んでいたため、岡野屋さんは問屋街の集会所だったそうです。そのため、現在の運送屋さんにあたる職業の運び屋さんが、馬つき場として利用していたそうです。その頃の様子を絵に描いてもらったという、額縁入りの絵が飾られていたので、撮影させていただきました。大変貴重ですよね。





芋うどん看板メニューは紫芋が練り込んであるうどんです。
13年前から作り始めた芋うどんは、恐らく川越であるのは岡野屋さんだけだと思います。
年間通しての人気メニューは芋うどん。冬は鍋焼きうどん、夏は冷したぬきなどが人気だそうです。
今回は芋うどんと芋天ざるうどんを試食させていただきました。快くどうぞ、どうぞと出来立てのうどんを運んできてくれました。



芋うどんまず芋うどんは、見てすぐわかると思いますが、うっすら紫というかピンクというか色見がついています。麺にほのかな香りと甘味が感じられ、少しヌルつきのある食感が特徴です。うどんの上には旬を迎えた川越産のさつま芋の天ぷらが乗っていて、ほんのりと甘みを感じるさつま芋の天ぷらは、うどんにピッタリ。この一杯で冬の味覚を満喫でき、身体も温まります。






芋天ざるうどん芋天ざるうどんはコシがあって歯ごたえも良く、こまやかな風味と味わいが感じられます。エビ、いも、かぼちゃ、なす、シシトウなどの天ぷらが付いていて、ごま油らしい風味と「サクサクッ」とした食感が何とも言えない。ざるうどんだけでも美味しいのに、さらに天ぷらまで付いていて本当に贅沢な一品です。




手打ちうどん「今朝早くに4代目の息子が手打ちしたうどんだから、これもよかったらどうぞ」と、真っ白なうどんまでいただいてしまいました。もうこれはもっちりとしていて、弾力感があり、ひとかみひとかみの歯ごたえがたまりません。シンプルだからこそ、味がよくわかり、手打ちでしか味わえない美味しさでした。岡野屋さんならではのコシと味だと思います。以前は3代目が店頭で手打ちされていて、お客さんもお店の前を通る方も見れたそうです。残念ながら、今は身体を壊され出来なくなってしまったそうです。ですがご安心を!手打ち技術は4代目の息子さんがしっかりと受け継がれるそうです。


メニューCOEDO

メニューは約27種類あり、価格もうどん580円からとお手ごろ。カツ丼やカツカレー、もつ煮込みうどんなど、庶民派のちょっと気になるメニューもいっぱいです。また、モンドセレクション最高金賞の川越の名物芋ビール「COEDO」をうどんと一緒にいただいても格別です。
店内は広く、座敷とテーブルの席があります。大人数でも大丈夫です。メンバーに応じてくつろげますよ。そして店内を仕切る奥さんはとても明るく優しくて、初めてのお客さんでも快く出迎えてくれます。もしメニュー選びに迷ったら、声をかけてみて下さい。親切に応対してくれますよ。


東京ウォーカー「東京ウォーカー」など、多くの雑誌でも紹介されています。
川越で歩き疲れたら休憩にもってこいの気軽に入れる岡野屋に是非立ち寄ってみて下さい。
土・日・祝日は大変混むので、お腹がペコペコになる少し前に行ってくださいね!




岡野屋
お店データ
住所:〒350-0062 埼玉県川越市元町2丁目7-4
電話番号:049-222-3042
営業時間:11:00~18:00
定休日:年中無休

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