よしおかYA

よしおかYA昔は「吉岡民芸品店」という店名で、民芸品店を営んでいて、横丁一番の老舗だったそうです。品揃えは、民芸品から昔懐かしいおもちゃまで豊富で、おばあちゃんが昔はかなり遠くまで仕入れに行っていたそうです。お菓子も置いていたそうで、飴・駄菓子・川越独特の和菓子まで、お菓子も品揃えも豊富だったそうです。



よしおかYA今はおばあちゃんが引退し、今までおばあちゃんが頑張ってきたお店だから、このまま終わらせてはいけない!と、息子さん夫婦が北海道からはるばる出てきて、後を継いだそうです。今は、民芸品店はやめて、飴やお菓子、土産品などを中心に販売しています。店名も「吉岡民芸品店」から「よしおかYA」に変更しました。
こちらで人気の商品は、「黒ごまスイートポテトケーキ」や「スウィートポテトクッキー」、「紫芋まんじゅう」、「紫芋羊かん」など、観光客、外国人にも人気。また、「本日の特別サービス商品」や「数限定商品」もなかなかの売れ筋で、一番のオススメは知り合いのケーキ屋さんで作ってもらっているという「ラスク」。これは本当に人気で、お店に出すとすぐになくなってしまうほど売れているそうです。取材の日も「ラスク」が品切れで、入荷するという日に改めて写真を撮らせてもらいに行きました。


駄菓子コーナーまた、子供たちに人気の駄菓子コーナーもあります。菓子屋横丁は、川越市内の小学生が、郊外学習で見学しにくるそうで、その際におこづかい(300円以内ぐらい)で買い物をするそうです。こちらはそんな子供たちのためにと、10円のお菓子が多く、限られたおこづかいで沢山買えるように、作ったそうです。そして何より嬉しいのは、「子供たちのための駄菓子コーナの消費税は、なるべくなくして販売しています。子供たちが笑顔で帰るのが何よりの楽しみ」と話してくれました。お店の方の優しさが伝わってきました。お話を伺っている間にも、子供たちが買いに来て「お~、安~い!」と喜んでお菓子を買っている姿が印象的でした。



黒ごまスイートポテトケーキ今回、人気商品をいくつか試食させてもらいました。まずは「黒ごまスイートポテトケーキ」、ほっくりとしていて舌触りがなめらかでまろやか、中は柔らかくて食感がすごく良い。さつまいもの自然な甘みと黒ごまの香ばしい風味が絶妙なパランスです。これは美味しいです。



スウィートポテトクッキー
「スウィートポテトクッキー」はもっちりとしていて、それでいてしっとりとした、不思議な食感がします。甘過ぎない自然なサツマイモの味が楽しめます。



紫芋まんじゅう「紫芋まんじゅう」は、甘い紫芋の生地に、中身も紫芋あんをたっぷりと使った贅沢なおまんじゅうです。さつまいもと違う甘みを感じます。普通のさつま芋の甘さでは物足りない方、紫芋が大好きな方にはたまらない味わいです。紫芋には、ポリフェノールが多く含まれていて、身体にもとても良いです。



紫芋羊かん「紫芋羊かん」は、一口食べると羊かんのむっちりとした感じが印象的。紫芋の甘みが口の中に広がり、これは渋いお茶と一緒に食べれば最高だと思います。



ラスクそして、よしおかYAの目玉商品「ラスク」は、袋を開けた途端にあま~い香りが漂ってきます。一口食べるとバターの風味がほのかに感じ、ザクッとした歯ごたえはどこにもなく、「サクサクサク・・・」っと軽いのです。これはケーキ屋さんで作られたラスクだから、ここまで美味しいのでしょう。他で探してもなかなか見つからない、ここでしか手に入らない一品ですね。





よしおかYAどれもおすすめの商品ばかりで、どれもお土産に最適で、どれを買おうか迷ってしまいますが、迷ったらお店の方に聞いてみてください。よしおかYAのモットーは、押し売りはしない。「いらっしゃいませ」としか言わない。常に受身の姿勢で、商品のことをお客さんに聞かれたら答えるのみだそうです。「商品を買うか買わないかの判断は、お客様に任せているのです」と話してくれました。
そんな良心的な「よしおかYA」へ、ぜひ足を運んでみて下さい。そしてご自身の目で良いものを見極めてお買い物をしてください。

よしおかYA
お店データ
住所:〒350-0062 埼玉県川越市元町2-11-4
電話番号:049-222-1987
営業時間:10:00~16:30
定休日:毎週月曜日

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