都屋
都屋の歴史は古く、70年続いています。70年前は菓子の製造業で、主に栗まんじゅうと、こがね芋を作ってトラックで運んでいました。昭和35年頃から店を構え、手作りの団子と駄菓子を売っていましたが、今は2代目の女将さんが団子のみを販売しています。
お店の前を通ると焼きたての団子の香ばしい醤油の香りが漂って来て、思わず足を止めてしまいます。そしてその香りの発信源のお店の方を見ると、ナント!「だんご50円」と書いてあるではありませんか!!今どき50円で何が買えますか?ビックリマンチョコすら買えませんよ!
もちろん、こちらの団子は全部手作りです。朝早くから起きて仕込みをするそうです。もちろん、タレも自家製です。団子の焼き方は、初めに真っ白の団子を少し焼き、こんがり焼けたお団子に醤油ベースのタレをたっぷり付けて再度焼きます。焼き立ての団子を快く試食させてくれました。
団子にタレを付けて焼いただけのシンプルな団子ですが、歯ごたえもよく、もっちり柔らかめで、味付けもサッパリで、硬い物が苦手な人にも美味しく食べられると思います。何よりも口当たりが良いので、何個でも食べられそうです。こんなに美味しいのに1本50円ですよ!!良いのでしょうか?!安すぎます。おそらく川越で一番安いと思いますね。
通り行く人たちも、50円という文字を見て「団子50円だって~!」と、ビックリして、お店に吸い込まれるように団子を買っていました。この安さにまとめて買って行かれる方が多いそうです。お店の前には座ってゆっくり休憩出来るところもあり、歩き疲れたら都屋で団子を買って一休みすると良いですよ。リピーターも多く、お盆とお彼岸に必ず買いにきてくれるお客さんも多いそうです。事前に連絡をすれば注文も承っているそうです。
取材が終わり、お礼を言って帰ろうとすると「これをお土産にどうぞ!」とたくさんの団子をくれました。「だんご1本50円」とお財布にも優しいのに、店主はそれ以上に優しく感動したのと同時に、取材させて頂いたうえに、たくさんの団子を頂いてしまい、私たちは恐縮してしまいました。
みなさんも都屋の焼き立ての団子を味わってみて下さい。この安さなのに大満足!店主の温かさに心豊かになり、身も心もホットになると思います。
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