たんぽぽ

テイクアウト専門のお好み焼き屋さん「たんぽぽ」。ご主人が営むガラス屋さんの隣にお店を作り、最初は軽い気持ちで始めたお好み焼き屋。これが思ったより大繁盛してしまい、今では平日でも売り切れが出るほどだそうです。

取材しに行くとお客さんが並んでいて、ようやく取材ができたのは閉店前。それも、なんと!私たち取材陣のために、2枚分の材料を残しておいてくれたのです。もう、取材前から感動してしまいました。大繁盛する理由がもうわかりました。だから、正確に言うと、閉店前ではなくて、売り切れてしまったため、閉店となったのです。

電話注文も受け付けていて、この日も朝、取材のお願いに行くと、電話注文のお好み焼き作りに追われていました。お好み焼きは、注文を受けてからおばちゃんが作り始めます。そのため、いつも熱々のお好み焼きが食べられます。しかも目の前で作ってくれるので、目で楽しむことができます。


作り方は鉄板に生地を薄く広げ、たっぷりの千切りキャベツを乗せて、中華麺、干しえび、イカ、紅生姜、かつおぶし、青のり、マヨネーズを次から次へとたっぷりと乗せ、最後にとどめのソース!いい香りが「ふわぁ~」と広がり、危なくKOされるところでした。出来たお好み焼きを半分に折って、包みにくるんで渡してくれます。片手でも食べやすいようにと、おばちゃんの優しさで工夫されています。

おばちゃんは「熱いうちに食べな~」と、出来立てのお好み焼きと、そのうえ温かいお茶を勧めてくれました。

生地の薄さはクレープと同じくらい、端っこがパリっとして、中のボリュームがすごい!味は具とソースが絡み合ってとにかくおいしい。外に座るところがあって、座りながらお店の横の柿の木を見て、片手にお茶、片手にお好み焼き。一口食べた後に自然とこぼれる笑顔。これってなんか幸せ。一瞬、取材のことを完全に忘れていました。「いけない、いけない!」と思い食べつつ、写真を撮りつつ……。


味もさることながら、取材の中で一番驚いたのは値段です。こんなに美味しくて、ボリュームたっぷりなのに「250円ですよ!250円!!」すみません、ほんとにビックリして2回も言ってしまいました。


私たちがおいしそうに食べている姿を見て、お客さんが2回ぐらい買いに来ましたが、「本日完売」の看板を見て、残念そうにお店をあとにしていました。ごめんなさい……また、来てくださいね!


菓子屋横丁では間違いなく、一番安く満腹にしてくれるところだと思います。お腹が空いたな~と思ったら、まず「たんぽぽ」に行ってみて下さい。お腹も心も満足すること間違いなしです。ちなみに土・日・祝日はお客さんも多いので、あっという間に完売してしまうので要注意ですよ。

たんぽぽ

お店データ
住所:350-0062 埼玉県川越市元町2-7-1
電話番号:049-222-6655
営業時間:11:00~16:00
定休日:毎週水曜日

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